中学生の数学の成績を上げるには?【実際に点数が上がらない生徒の特徴とは?】

中学生の数学の成績を上げるには?【実際に点数が上がらない生徒の特徴とは?】

中学生の数学のつまずきやすいポイント【学年別】

中学1年生

正負の数・文字式・方程式:中学生になって最初に習う重要な単元。数学の基礎。
※しっかり身につけないと、以降すべてに影響。

比例・反比例:グラフとの結びつけに苦手意識を持ちやすい

図形:小学生でも習う面積や体積も文字式になると難しく感じる生徒が増える

中学2年生

連立方程式・一次関数:計算量が増え、式変形の理解力が求められる

文字を使った説明・図形の合同証明:記述力が必要になり苦手と感じやすい

中学3年生

平方根:ルールの理解が難しくなる単元

二次方程式・二次関数:グラフとの対応や複数の解の扱いが難しくなる

相似・三平方の定理:空間認識力と応用力が問われる

中学生の数学は日常的にどのように勉強すれば良いか

数学は、「理解→定着→応用」の順で進める必要があります。

毎日の復習を習慣にする
その日習った内容をその日のうちに5〜10分でも復習するだけで、理解度が大きく変わります。

間違えた問題を放置しない
間違えた問題を放置せず、「どこで勘違いしたか」「次にどうすれば避けられるか」分析する。
解説を読むだけで終わらず、自分で同じような問題を解いてみると理解が定着します。

答えを見る前に、どこまで解けるか自分でやってみる
「写すだけの勉強」では身につきません。考える過程を大切にしましょう。

中学生の数学のおすすめ勉強法3選

学習塾での勉強の様子

以上のような勉強を行うために、おすすめの勉強法を3つお教えします。


難しい問題をじっくり解く
ひたすら問題集を解くよりも、少し難しめの問題を丁寧に取り組むことで、応用力が鍛えられます。

時間を決めて集中
時間を区切って「10分で5問」など制限を設けることで、集中力が高まり、実戦的な力もつきます。

自分で問題を作る・人に説明する
自分で問題を作ったり、人に説明したりすることは、自分の理解を確認する最良の方法です。しっかり理解していないとできないため、「わかったつもり」が明らかになります。知識の定着にも効果的です。

数学の成績が上がらない中学生の特徴

実際に塾でも、テストが返却されたときによく耳にするのが、「ミスしていなければ〇〇点だった」という言葉です。
確かに、ミスは誰にでもあるものですが、そのミスを減らすことで、10点程度の得点アップは十分に可能です。


ただし、「ミス」と言っても、その内容や原因はさまざまです。たとえば、以下のようなものがあります。
計算ミス
問題の理解不足
解法の誤り(例:分数の約分ミスなど)
数字の読み違いや写し間違い
まずは、自分がどのようなミスをしやすいかを把握することが大切です。
それによって、同じミスを繰り返すのを防ぐことができます。


特に、計算ミスは見直しによって気づけることが多いミスです。計算が終わったら必ず見直しをしましょう。
見直しの際は、以下の点に注意してください。
問題文に戻って、条件や求められているものを確認する
計算過程を丁寧にチェックする



また、テストは時間が限られているため、難問に時間をかけるよりも、基本的な計算問題を見直すほうが、得点アップにつながることもあります。
限られた時間を有効に使い、確実に得点できる問題を落とさないよう心がけましょう!

中学生の数学の成績を上げるには? まとめ

数学は、「積み重ねの教科」です。
一度つまずくと、取り戻すのが難しいのが数学です。


しかし逆に言えば、一つひとつの「なぜ?」を丁寧に解決していけば、確実に成績は上がっていきます。
「基礎の理解」と「毎日の積み重ね」が成功の鍵です。

苦手な単元を早めに見つけて対策を取る
復習と解き直しを徹底する
自分のミスの傾向を把握し、改善する

これらを継続することで、苦手意識は自然と薄れ、数学の成績も着実に伸びていきます!